保護者からの声



幼稚園生活・教育について
 
園に一歩入ると時の流れがゆっくり、穏やかに流れているのを感じる。
大きな声や音、派手な色彩等の現代社会の過剰な刺激から子どもを守り、ゆっくり、じっくり、優しい音や自然の色・匂いに気づかせてくれる。
自由遊びでは、おもしろそう、やってみたいの意志をのばし、クラス活動では、感覚をひらいて、物事の本質にふれ、想像力、創造力が育つ。
子どもの見方が深い。評価するのではなく、理解する姿勢で、子どもをまるごと受けとめる配慮・対応が感じられ、親子共に安心感のうちにある。
園長は、園児に接し、考え、働きかける。マネージメントだけの存在ではなく、あらゆることに説得力がある。また、教師相互の関係、保護者との連携がよい。
H13年度から、3・4・5歳の年齢縦割り保育が始まり、その中で、年上の子どもは年下の子どもに、「教えてあげよう」 「守ってあげよう」 といういたわりの気持ちが、また、年下の子どもは年上の子どもに、「自分もやってみたい」 「年上はすごいな」 「大きくなりたいな」という、模倣や尊敬の気持ちが育ち、幼いながらも社会的な人間関係のあり方を自然に学ぶことができる。
 
園の施設について
 
鉄筋コンクリートの建物が主流になってきている現在、木造建築のこの園舎は木の香りが高く、子どもを優しく包む空間です。素足で歩くと、無垢材の床を感じます。空間は、四角い決まりきったものではなく、支えの筋かいが見える、床下に入れる等、子どもにとって迷宮のようなワクワクする空間。窓の形も多様で、そこから入り込む光がほの暗い空間にやさしく、心落ち着き、子どもも大人も癒されます。
幼稚園といえば、色とりどりの絵や折り紙が壁にはってあるというイメージでしたので、初めてこの園に入ったときはびっくり。こんなにも自然の木のぬくもりや、優しい色彩から成る園舎で生活する子どもたちは幸せ、と感じています。
室内のカーテン、電灯を覆う布や電気の暖かい色、ほど良い太陽の光。そして玩具は完成されたものではなく、木、石、布、木の実の素材や羊毛を使った手作り人形を用いています。これらの素材は、子どもの想像・創造力や内面の感性を育むと思います。
 
行 事
 
派手なもの、奇をてらった「行事のための行事」は一つもありません。それぞれの行事は、どれも自然に流れていく季節の中にあり、子どもたちの過程を大切に、結果はその後に付いてくるという方針が伝わってきます。
この園の行事は、昔から人々が大切にしてきたお祝い事という感じがします。運動会や造形展は、日々大切に育まれてきた子どもたちの想像性を表現する場でもあり、子どもたちの感性の豊かさには圧倒されます。又秋の収穫祭の美しさは目を見張るものがあります。どの行事も、見ている親のα波の値を押し上げるようなものばかりです。
季節感のある行事、それらを体感することによって、子ども達は逆に季節を実感しているのだと思います。
ろうそくを作ったり、梅干しを作ったり、なかなか体験できないことを何気なくしている子ども達を見て、親の方が忘れていた子どもの頃のことを思い出し、新たに感動することもあります。
運動会などの行事は、一般に、子どもにとっては楽しければよく、親へのサービスとして行われ、外部へは完成度の高さをもって園をPRする・・・という傾向が強くなりがちですが、当園では、"真に子どものため"が常に大前提に据えられています。これは当たり前のようでいて、実は稀少でありがたいことだと思います。
 
保護者の活動
 
年間の行事に母親が参加し、役割を果たしていくのは決して楽なことではありませんが、手間暇をかけることで子どもに対する愛情も深くなり、子どもからも多くのものをもらえるような感じがします。




バザー、お誕生会の集いなど、保護者が考えて作り出す活動。大変といえば大変だけれど、お母様方の意見交換の場となり、そこで自分の抱えている問題解決の場ともなります。転勤族や、一人目のお子さんを持つお母様にとってもコミュニケーションのとれる場、機会ではないかと思います。又、それを通じて子ども達の園での様子、喜ぶ顔に出会えることもでき、楽しみです。
毎月のお誕生会は、各お誕生月のお母様の手で作られ、企画、練習するなど、それはそれで楽しいのですが、当日、みんなの前にでて、祝ってもらう我が子の姿を見ると感動します。
 
その他
 
先生が子ども達全員のお名前、そして母も!!わかっていて下さるというのはすごいと思います。
卒園したときに、子ども達の日常のつぶやきをまとめた「つぶやき詩集」を頂きますが、どの子のものを読んでも、なるほど、その子らしいと思ってしまうものばかりです。


東寺尾の子ども達を見ていて感じることは、他者を受け入れる思いやりとおおらかさがあること。そして自由でのびのびしていること。園が子ども一人一人の個性を大切にし、認めてくれます。そこから生まれる安心感。強制ではなく、その時の気持ちを大切にしてもらえるから、子どもは自由に心を広げていけるのではないでしょうか。
東寺尾幼稚園には、メルヘンの世界が生きています。大きな森の中のような園舎には、子どもと気持ちを通わせるこびとや、子どもを守ってくれる天使の存在があります。そのような園舎の中で過ごす子ども達を見ていると、夢見ることは本当に大切なことのように思います。その幸せな力をなくさないように、いつも笑顔を作りだしていけるように・・・と願っています。